🟢「足羽鮎」のカラー魚拓
名古屋市在住の魚拓作家・上田家正氏から、当地で釣られた鮎の魚拓をいただきました。魚拓というと、一般的には墨で魚体から和紙に転写しますが、先生の作品は彩色されています。日本画の絵の具(岩絵具)で、魚体のみならずオイボシの黄色やヒレの褐色が表現されており、大変趣がある素晴らしい仕上がりになっています。また先生は、「一魚百態」という商標登録もされています。この手法は、文字通り1尾の魚から色彩・調子を変え100ほどまで拓すことができるそうです。この作品も、群れになって上って行く鮎の姿が活き活きと表されています。例えば、左と右の魚では調子が異なることで遠近感が醸成され、進んで行く力強さが見事に感じ取れます。
当店では、この作品を店舗内正面の壁に展示させていただきました。皆さまにご高覧いただきたく存じます。
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