朴葉飯(ほうばめし)
皆さまは朴葉飯を食べたことはありますか? 都会に住む方には珍しいのではないでしょうか。実は近所の方から朴の木の葉っぱときな粉をセットでいただきました。子供のころ、よく裏の家のお婆さんが作って持って来てくださいました。昔は田植え時の弁当などに使われたようです。
35cmほどの葉っぱを裏を上にして十字に置き、砂糖と塩を加えたきな粉を敷いて炊き立てのご飯を四角く置きます。そしてまたきな粉をかけ、葉っぱの余った部分を重ねて包みます。昔は藁(わら)で結んだのですが、爪楊枝で代用しました。
何といい香りなんでしょうか! 忘れていた香り、味です。一気に50年ほど遡り、裏のお婆さんの優しい顔も浮かぶ懐かしいひとときでした。皆さまも機会がありましたら、ぜひ作ってみてください。
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